レースレポート
2010年5月9日 F4東日本シリーズ Rd.2
スポーツランドSUGO
 
決勝
 

そして待ちに待った15周の決勝。

マシンに乗り込み、自分のスターティンググリッドに向かいます。

緊張はなく、どちらかというとレースができるワクワク感で満たされている感じでした。
沢山の方が声をかけて下さり、いつもは長く感じる待ち時間もあっという間に過ぎていきました。

作戦としては、スタートで1台を抜く。
その抜いた選手とのバトルによってペースを落とさず前を追いかけていけるように、レースを組み立てて行きます。

いよいよグリーンフラッグが振られ、フォーメーションラップに入ります。
路面の汚れ等を確認しながらサーキットを1周走ります。

 

グリッドに戻ると、わりと早くシグナル5秒前のサインが出ました。

アクセルを開けてエンジン回転を上げます。

エンジン音が全ての音を掻き消します。

そして、赤ランプ点灯・・・消灯(スタート)!

 

クラッチミートまでの反応は我ながら絶妙でしたが、クラッチをつないだ後エンジン回転を落としてしまい、
モ・モ・モ・モと鈍い加速で走り出します。スタート大失敗です!(爆)

あっさり1コーナーで1台に抜かれ、1周目ですでに前の選手との差が広がってしまいます。
5周も走るとストレート1本分くらいの差ができてしまいました。

「これ以上離されちゃたまらん!」と今までよりも多くアクセルを踏んでいきます。

そうして走っていると、徐々に前を走るマシンに近づいていっているのが分かりました。
すると今度は楽しくなってきて、同時にどんどんペースが上がっていきました。

そしてついにテールトゥノーズになるまで接近しました。が、難しいのはここからです。

 

ストレートエンドでのブレーキ勝負に持って行きたいですが、自分のミス等でなかなか並ぶところまでもっていけません。
抜きあぐねている内にまた少しづつ間隔が開いてしまいました。「絶対抜く!」と思いながら、追いかけ続けました。

すると私の呪い(?)が通じたのか、路面の汚れに乗った前の選手がスピンアウト!
私は順位を予選グリッドまで戻し、さらに前を追いました。前の選手はまだ見える範囲にいます。
追いつけるか!?

 

残り3周になると、タイヤを横に滑らせてしまうなど、走りが荒くなっている事に気付きました。
タイヤをグッと地面に押し付けるように走る事を意識しますが、レースペースではそんなに上手くできません。

ラスト2周、名物の最終コーナーでアウトにはらんでしまい、コースアウトが頭をよぎり、ヒヤリとします。
この最終コーナーは全身にかかるヨコGに耐えなくてはならないのが本当にキツイです。

ついにファイナルラップ。差はまだあるけれども、前の選手に追いつくことを念じ続けます。
大きなミスをしないように、且つ、攻めて走ります。

そして最後のSPコーナーを抜け、最終コーナーを登り、メインストレートに入り、6位でチェッカー。
前回よりも一つ順位を上げる事ができました。

 

ピットに戻るまでの間、「面白いレースができただろうか?」と考えました。
いくらバトルができたとしても、所詮は下位。やはりトップグループでのバトルを見せたいと思うと

「もっと速くなりたい」

という気持ちが溢れて来ました。今回見つかった課題を整理して、また次に繋げて行きます。

今回のレースも、チームやスポンサー様など沢山の方々に支えていただき、出場する事ができました。
本当にありがとうございました。
次のレースではもっと上位でバトルができるように、さらに努力をしていきたいと思います!

これからも応援をよろしくお願い致します!

 

 

 

 

 

 

 

 
 
       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system